OZPAの表4で 「Fluid」なるWebアプリをMacアプリ化してくれるアプリが紹介されておりました。
よく使用するWebアプリを「アプリケーション化」してくれるMacアプリ、「Fluid」が超便利だ!
このエントリを一読して「ああ、便利だな」と思いつつワタクシはこのようにつぶやいたわけです。
https://twitter.com/amazedkoumei/status/227280945303134209
分散されているものがひとところに集まるというのは概ね正義なんですが、文脈の違うものをひとところに集めてしまうと立ちどころに悪になりまして、Chrome上に常時立ち上がってるタブはまさにそれなんですよね。
タブはすべて検索のために使いたいし、たまにそのタブを見にいくためにもアプリ切替とは違うジェスチャーが必要になりますし。
Chrome上の常時立ちあげタブに対して私が思うことはといえば
- 別ウィンドウにしたい。
- 別ウィンドウにした常時起動ウィンドウはアドレスバーやブックマークツールバーなど排除してウィンドウ内すべてコンテンツにしたい
- ⌘ + Tabでアプリを切り替えるときにファビコンを表示したい(Chromeアイコンがいっぱい表示されても困ってしまう)
の3点で、であればChromeにシンプルウィンドウモードなる機能があればいいわけです。
なぜないのか。
いやいや、ありました。
アプリケーション ショートカットを作成する - Google Chrome ヘルプ
ショートカット アイコンをダブルクリックすると、シンプルな専用ウィンドウでそのアプリケーションが開きます。このウィンドウには、タブ、ボタン、アドレスバー、メニューはいずれも表示されません。このウィンドウの左上にあるページのロゴをクリックすると、よく使用するページ オプションにアクセスできます。
まさしく欲しかった機能なのですが、ページ上部の注意書きにはこのように記載されています。
この機能は Windows と Linux 上の Google Chrome でのみご利用いただけます。
Linuxでは動くのか・・・てことはつまりゴニョゴニョゴニョゴニョというわけですね!
Webかアプリかという論争はよく目にしますがAppleは当然アプリ側に倒したいわけで。
Lionで導入されたアプリの全画面表示機能は、それまで煩雑でしかなかったアプリの切替という操作をむしろ快感にしてしまう素晴らしい機能だと思いますし、Retina対応のMBPの登場によって「いやいや私はひとつの画面に複数のアプリを表示しておきたいのだよ」という方のニーズにも答えられるようになりましたし、着々と我が道への歩みを進められている印象です。しかもその対策のひとつひとつがスマート(いじわるなものも華麗に織り交ざってますケド。上のChromeの件とか。MountainLionのSafariでRSSが・・とか。
一方Webの王者Googleはというと
- Android → iOSの後追い
- Google+ → Facebookの後追い
- google cloud computing → AWSの後追い
といった感じに他社の動向を横目で見ながら世の中の流れに遅れてはいけないという後手後手の対応をしているようにしか見受けられず。。
特にgoogle cloud computingなどはもう残念で残念で。。
Google App EngineをワンクリックでHello Worldできるようにするとか、Wordpress for App Engineを作るとか、AppEngineのアプリケーションだけ書けばいいスタイルを踏襲しつつ、乗換コストを下げる方向でブラッシュアップしていった方がよっぽどカッコ良かったと思うわけです。言うは易しですし、Googleさんの強みであるデータセンターをフル活用することでAWSに勝てるという勝算があるのかもしれないですけども。
Labsのようなボトムアップなプロジェクトはぞくぞくと閉鎖していきますし、ビジネスの人たちが技術のGoogleを間違った方向に舵取りしてるようにしか見えなくて見えなくて残念で残念で(2回目
莫大な広告収益と天才技術者集団を武器に、収益の見通しの立たない研究開発をボトムアップでバンバン実施していって欲しいなと思うのですね、一外野としては。
スタイリッシュなクライアントサイドなんかはAPI公開してサードパーティに丸投げしてしまえばいいと思うのですよ。
GoogleさんよりもMicrosoftさんの方がかっこいいですもの、最近(いやほんと近頃のMicrosoftさんは好感がもてます)。
なんでGoogleさんへの不満をつらつらと書き連ねることになったんでしょうか。
なんだかよくわからなくなったのでこのエントリはこの辺でw