アジャイルという言葉がずっと嫌いだったんですけどね。
猫も杓子もアジャイルアジャイルと言っていた時期がありまして
その頃アジャイルアジャイルと言っていた方々はいまはおそらく
ソーシャルソーシャル、クラウドクラウドとおっしゃってるんでしょうけど。
ソーシャルやクラウドなんかはもうシステムエンジニアリングの枠を超えて
社会現象になってしまっている感がありますね。
喫茶店で仕事しているとだいたい耳に飛び込んできます。
その言葉を放っている方はだいたいWebではなく流行が好きそうな方で
もう最近のソーシャルやらクラウドやら流行りっぷりをみていると、みんなお金がだぶついていて、でも使い道がなくて、仕方がないからその使い道を壮大に自作自演してるんじゃないのか、という錯覚に囚われるんですけど、考えすぎでしょうか。
まぁそんな事はどうでもよくて、同じ理由でアジャイルという言葉を毛嫌いしてたんですけど、実は考え方にはずっと共感しておりまして。
これだけのことを表現する言葉がなくて「@ITとか読んでるヤツは死んだらええねん」と言い放っていました、当時。
エンジニアばかりの職場だったんでほぼ全員@IT読んでいたと思うと恐ろしい子ですね。
そんなこんなでようやく手に取りましたはこちら。
オライリージャパン
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オライリー様のサイトでPDFを購入してiPhone, iPadのibooksで読んでます。
夜中に思い立ってサクっと購入できるのだから便利なものです。
場所とらないし。電話持って出かけたら自動で持ち運べるし。
紙本のストレスってその価格ではなくてその体積なのだからPDFなりePubなりにして紙と同じ値段で売っても普通に買うし、ただの販路拡大だと思うんですけど、ダメなんですかね。
事はそう単純ではなく当事者にしか分からない複雑な事情があるのですか。そうですか。
氏ね、バーカ
4月からAmazonで日本の電子書籍が売られるとの噂もありますけどどうなんでしょう。
まぁまぁそんなことはどうでもよくて、アジャイルに話を戻しますと、開発の現場ではここはあーだあそこはこーだという机上の空論に大事なプロジェクト初期の時間が費やされ、押された時間の中でヒーコラヒーコラバヒンバヒンと動くものをこしらえたところ、お客様のイマジネーションが大爆発してあっちも修正こっちも修正ヒーコラヒーコラバヒンバヒンということはよくあることなので、だったら机上の空論の時間にとりあえず動くものつくろうず!と思うのは当然の人情だと思うわけです。
動かぬものを想像しろというのは無茶ですし、なによりお客さまの心理的ストレスは大きく軽減されますですよ。
作る側にいても本当にできあがるのかよ、とやきもきすること多々ありますから。
で、
- とはいえ短時間でプロトタイプ作り上げるためのツールなりフレームワークなり汎用雛形なりノウハウなりはいるんじゃねーの?
ということと
- 短いスパンで作り上げて使って方向性を決める⇔とはいえプロジェクト全体でとりあえずの完成像は共有せねばならん、という矛盾の解消どうやるのよ?
というあたりが気になって本書を読み始めています。
という読んでますよ、というエントリでしたw