久しぶりに重宝しそうなサイトに巡りあったので紹介させていただきます。
ifttt / About ifttt
"if this then that" iftttのコンセプトページ。視覚的に内容が理解できるとてもいいページだと思いました。
"if this then that"、これをやったらあれをやる。
つまりは自動化設定ツールです。
「Twitterに投稿したらFacebookにも投稿する」という設定されてる方はよく見かけますね。
iftttではTwitterやFacebookのような公開サイトだけでなく、GmailやEvernote、Dropboxなど、自分のためだけのツールもからませて様々な自動化ができます。
なんだ、またどこかで見たようなサイトが新しくでてきただけか、と思うなかれ。
ユーザ登録して5分もしないうちに涙がチョチョ切れるほど胸が熱くなりました。
自由度が高い
ほんの一例ですがこんな感じの設定が簡単にできてしまいます。
- Twitterであるユーザが特定のワードをつぶやいたらメールを飛ばす
- メールでFacebookページを更新
- Gmailの添付ファイルをDropboxに自動保存
- favしたYouTubeの動画をDropboxに自動保存
- Google+の投稿をTwitterにAutoPost
- GoogleReaderのスターをつけたフィードをEvernoteに自動保存
- +1した記事をDeliciousで自動ブクマ
- 特定のタグをつけたPosterousの投稿のみをFacebookのWallに投稿
- あるフィードにあるワードを含む新着通知がきたらInstapaperに取り込む
設定が簡単
コンセプトがシンプルなのがいいのでしょう。
これをやったらあれをやる
「これ」に相当する概念が「Trigger」
「あれ」に相当する概念が「Action」
「Trigger」+「Action」= 「Task」
設定画面に言われるがままにTriggerとActionを指定していけばほんの2〜3分で1つのTaskを設定できます。
設定に必要なスキルは中学英語のみ。
設定方法を説明するために画面キャプチャを貼るのがアホらしいほどに簡単です。
はい、これ、胸熱!
インターネッツに散らばってる自動化Tipsがレシピページに集約されますよっと
レシピページなるものがありまして、ユーザは自分の作ったTaskをみんなに公開できます。
作成したTaskの横に表示されるボタンをクリックするだけで公開できます。
現時点(2011/11/25)でも「ほうほう」とうなってしまうレシピが散見されます。
やりたいことがあって、ググって、インターネッツを徘徊して、見つけて、ハマって、場合によってはコードを書いて・・・なんてしてたことを考えると
胸が熱いですねー!
肩透かしを食らった私の胸熱
iftttでは連携可能なサービスのことを「Channel」と呼ぶのですが チャンネル一覧をみると「Phone Call」のアイコンがあるではないですか。
電話かけるだけでVoiceメールが送れてしまったり
セイラさんの声でタスク通知してもらったり
とか、自動化以上のことができてしまうじゃないか!!
胸熱!!
と思ったのですが、設定しようとすると「Only US based numbers are currently supported.」という文字列が表示されてしまいました。
無念。
最後に
洗練されたコンセプトの裏側でごりごりコード書いてあることが容易に想像できる、知性と、熱意と、努力と、睡眠不足によって作られた素敵なサービスだと思います。
Twitter様を筆頭に割と気軽にAPIの仕様を変えたりバグを混入したりするシリコンの方々のやんちゃぶりを考えると、今後より一層ごりごりとコードを書き換えねばならないのでしょう。
私が特に期待しているというか、面白いなと感じたのがレシピ機能でして、iftttのようにユーザの自由度が高く、「どうだい?おれのクリエイティビティは?」といったドヤ顔ユーザが数多く集まるであろうことを想像されるサイトにワンクリックでTaskを公開できるレシピ機能を実装したことは、サイトの巨大化を促進する効果もさることながら、「どうだい?おれのクリエイティビティは?」といったドヤ顔ユーザの踊るさまを「すごいねー。でもおれのクリエイティビティの手のひらのうえなんだけどね、はっはっは」とiftttのエンジニアが美味しいご飯を食べつつ、エンジニア冥利に尽きるといっても過言ではないエクスタシーを感じることのできる秀逸な仕様設計だと思います。
羨ましいです。
しばらく盛大に踊らさせていただきます!
コンセプトページのデザインが気に入りましたので記念魚拓で締め。